颯真side 「……うッ…………。」 俺、どうなったんだ? 確か…後ろから激しい痛みが走って……。 「起きたか、小僧。」 「アンタは!!」 意識を失う直前に見た男が 椅子に座って俺を見ていた。 「俺になんの用だ。 なんでこんな事をする!!」 「あまり騒ぐな…弱い奴程よく吠える。 お前は大事な人質なんだからな。」 そうだ、弱いから捕まった。 「クソッ……!!」 俺のせいで誰かの足枷になるなんて。 弱い自分が情けなかった。 颯真sideEND