『ねぇ、さっきの人って…。』 「アイツは朱音の元仮婚約者だった男だ。 まさか今でも狙ってるとはな。」 「ストーカー男を極め始めたわね。 …ちょっと、気持ち悪い。」 ちょっと所じゃないよーな……。 「言い忘れてたがアイツの部屋に 朱音の盗撮が壁一面に貼られてたぞ?」 「…………良かった…。 正式な婚約者として選ばなくて。 もし結婚してたら変な事されそう。」 「盗撮…燃えたから良しとするか。 蓮斗、朱羽を守ったと聞いた。 ありがとう。」 お父さんが蓮斗に頭を下げた。