仕方なく観念すると、支度を済ませたら出掛けることにした。 「ありがとうございましたー」 いやー、意外と覚えているもんだね、方向。 少しは迷うと思っていたけれど、なんの困難もなくいけた。 あたしは記憶に自慢を持つべきだ。 コンビニで雑誌を買った後のこと。 あたしは1人優越に浸かっていた。 「上へ参ります」 マンションに着き、エレベーターに乗る。 そこで聞こえたエレベーター内のアナウンス。 変わりないね。