ヤバイよ…。 今のあたし本当に、心臓持たない。 普段嫌なことばかり言ってくる結月が、こんなことしてくるからより一層ときめいてしまう。 可愛いって…。 結月も言ってくれるんだ。 時々あたしの顔を覗いてくる彼に見られたくないと思い、手で隠す。 それに気づいた彼はあたしの手を取って握る。 結月の思いがこれだけでも伝わってくる。 あたしは今のこの時間、感じていた疲れはどこかに行っていた。 「じゃあ俺、帰るな。 長居しちゃ悪いし」 ずるいよ、結月は。