珍しく美菜にむくれられる。 しかしそこまで根に持たない所が、彼女の良い所である。 「そういえば小夜って、インドア派になったよねー」 とも言われた。 「あたしのせいなのかな…」 下駄箱で靴を履き替える時に、ポツリと呟く。 「え? どうしたの?」 その言葉にすぐに反応してくれる美菜。 そこであたしは昨日のことを話した。 「なるほどね…。 仕方ないじゃない? 幼なじみくんの方は、自分が思っていた小夜と違ったんだから。