「ねぇ、麗奈……。」



麗「なぁに??」



「私……夕凪以外に友達ができてよかった。
私と友達になってくれてありがとう。
財閥の友達ができて嬉しかった……」





麗「何言ってんのよ……。


まだまだ友達ができるんだから最後みたいなこと言わないの!!!!」



「ごめん……

でも……学校の人たちは私のこと可哀想な目でしか見てくれないから……


まぁ……しょうがないよね(苦笑)」




麗「そんなこと言わないの……


それに寂しいなら寂しいって言ってよ。

そうしたら迎えにでも行くから。

何ならもう一回高校通ってもいいくらいよ。」




「それはダメだよ……(苦笑)

嵐に怒られるよ……?」




麗「それはいやだな〜


面倒さい……」



「でもありがとう(苦笑)」




ギュッ


麗「何で言ってくれないの?


泣きたいなら泣いてよ……‼︎
苦しいなら苦しいって言ってよ‼︎


溜め込まないでよっ‼︎

理穂の苦しそうな顔見るのは辛いよ…」






何でそんなに優しいのかな……



甘えたくなっちゃうよ……





もう、泣かないって決めたのに……




一生懸命生きるって決めたのに……





何で私の心はこんなに弱いのかな……







「辛いよ……(泣)

ずっと……ずっと……普通の子を見ると羨ましかったの!!!!


みんなみたいに走りたい‼︎


病気を気にしないで生活したい……‼︎



結婚だってしてみたい!!!!



子供も産んでみたい!!!!



だけど……私には何もかもできないよ……(泣)


麗奈……苦しいよ……



寂しいよ……



死ぬのが怖いよ……


いき……グスッ




…………生きたい……」






麗「私が居るから。


理穂は私が守るから……」





私達はずっと……静かにお互いを支えながら泣いた……