・*:.。 。.:*・゚ ★ ゚・*:.。 。.:*・ 「若……」 香月とは違う、低い男の声に戻ったのだと自覚する。 「気がつかれたか」 俺が目を開けたのを見て、側で看病していたのだろう、伊達成実が安堵した表情を浮かべる。 「母上は……」 「義姫は若暗殺の疑いにより、離れにて謹慎されておいでだ」 「……そうか」 「若におかれては、すぐにも毒を吐き出されたご様子。大事ないと薬師は申していた」 無意識に毒を飲み込む寸前で、死を恐れたせいだろうか。 .