自分はまだ死んでない。 夢と思っていたあの光景は、自分の未来だ。 香月とともに過ごした教室。 今日一緒に帰ったこと。 夜、香月が追いかけてきたこと。 それらこそ、夢。 だが待て、待てよ。 待ってくれ! 夢だとしても、俺は――! 「伊達君!」 身体が大きく揺さぶられた気がした。 .