・*:.。 。.:*・゚ ★ ゚・*:.。 。.:*・ どうして悲しい表情をするのか理解できなかった。 自分の腕を掴んだまま離さない彼女がなにを悲しんでいるのか。 こんなに変貌しきった異世界のような場所で生きる彼女に、理解できると思って話したわけでもない。 それなのに、なぜか胸のざわめきが鎮まらない。 怒りとは違う。 別の感情に心が乱れるのだ。 「悪かった。おまえに八つ当たりしたかったわけじゃないんだ」 しかたなく香月に詫びると、胸のわだかまりが軽くなる。 .