伊達君はわたしを面白そうに見て、少し嬉しそうに口を開く。 「伊達政宗、知ってるのか?」 確認するように、はっきりと名を繰り返される。 わたしはうなずいて、突拍子のない発想をごまかすように俯いた。 「あ、うん。伊達君は、眼帯してるから伊達政宗とイメージが重なって」 「右目は小さい頃に病を患って失った」 「そう、だったんだ。伊達君、そんなところまで伊達政宗と一緒なんだ」 思わず呟くと、伊達君は驚いたように目を見開いた。 .