よろめいて地面に手をつく前に、誰かに身体を支えられた。 歩道からの街灯の光を受けたシルエットは、背の高い男の人のもので、一瞬身をかたくしたけれど。 「怪我はないか?」 知っている声に、力が抜けた。 顔を覗き込んでわたしを案じているのは、探していたはずの伊達君だった。 なにか話さなくちゃと口を開く。 「あ、えっと伊達君追いかけてきたら公園に気配がして」 「気配?」 首を傾げる伊達君に、わたしは指をさす。 .