「伊達君?」 思わず動きを止める。 公園の中は明かりがなく、闇も濃くて人の姿が見えない。 違う? 伊達君じゃないかもしれないと考えると、急に怖くなってきた。 人気のない場所だ。 変な人がひそんでいないとも限らない。 わたしは慌てて駆け出した。 その矢先に、 ――ドンッ なにかにぶつかって転びそうになる。 .