月、満ちる夜に


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 戻らないといけないと、言っていた。


 戻れるのだろうか?


 だって死んでるんでしょ?


 いや、まるで生きている人間となんら変わらず生活しているようだけど。


 わたしは家を飛び出していた。


 夕焼けに染まっていた空は、もう完全に闇に覆われていて、ぽつりぽつりと光る街灯が心許ない。


 どこへ向かえばいいのかも分からないまま走る。


 伊達君と一緒に帰ってきた道を戻りながら、児童公園に差し掛かる。



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