ぎゃあああ! 来ないで!! 悪霊退散!! わたしが目を瞑って身体をこわばらせると、静かに伊達君が言った。 「悪い。怖がらせるつもりはなかった」 そろりと目を開けると、伊達君の大きな掌が、子供をあやすようにわたしの頭をポンポンと軽く撫でていた。 「伊達君?」 「傷にならなくてよかったな」 あー、頭打ったから……。 「うん」 .