「授業は?」 「もうすぐ終わる」 あっさり返された言葉に頷いて、わたしはベッドを抜け出す。 「教師が強く頭打ってるから、病院へ行けって言ってた」 わたしのカバンを持ち上げて、伊達君が笑った。 綺麗だけどニヒルな笑みを浮かべる彼から、慌ててカバンを返してもらい、わたしは頭を下げて礼を言う。 「ありがと。もう大丈夫だから、授業戻って」 「そうもいかない。付き添うよう言われたから」 「え?」 .