感情を抑えられなくなるとたまにこうなる 事があるから迷惑だ。 『総司、眠いです』 「じゃあ、少し寝ましょうか」 『わっ!』 総司は微笑んで抱き合ったまま紅葉した赤い葉の上に寝転ぶ。 「長州の気配もありません」 『そ、そうですね』 「ゆっくり寝ましょう。 遅くなって土方さんに怒られても 大丈夫です」 『大丈夫ではないと思いますが、 おやすみ』 「はい、おやすみ」 抱き合ったまま、私達は眠りについた。 ■■■