あの映像では私は死んでいた。

みんなも、総司だけ置いて死んでいた。




妖殺姫は違う人。

そう、信じたい…。





「あ。刀が」


「そうよ~♪
白夜がせっ…『い、言わないで!!!』

ふふっ♪

白夜が覚醒して作った沖田君の
妖怪斬り刀よ♪」





もう、母様ったら…。


人間の姿に戻った総司に刀を渡すと
鞘から刀を抜いて嬉しそうに笑う。






「ありがとうございます。白夜さん」


『う、うん』






接吻して作ったなんて一生言いたくない…。


そういえば、この姿はどうやって戻れば…。




ポンッ





『あ。戻った』





いつも通りで戻ればいいのか。






「どうする?帰る?」


『んー、朝になったら帰るよ。
今夜でしょ?』


「そうね♪じゃあ、おやすみ」


『おやすみ』