神の新の力…。


じゃあ、この声の主は神様?







ーー「受け取ってくれますか?」



『…はい。総司を、みんなを守れるなら』



ーー「覚醒するには2日苦しまないといけ
ません。
もしかしたら、死ぬ可能性もあります。


それでも白夜は…」



『少しでも可能性があるなら。


私はやりますよ』







総司を置いて死ぬなんて考えられないし。


みんなも死んだら悲しいじゃん。







ーー「わかりました。
覚醒は今までの変化とは違います。

姿も服装も、髪も。

白夜の持つ力、妖狐の姫のあなただから
こそできるこの覚醒。


必ず覚醒してください」



『はい!』



ーー「流石、あの人達の娘ですね。


では行きます。




ーー 我の神の血にかけて


この者の新たなる力を目覚めさせよ ーー



…お願いします。妖殺姫」






ようさつき…?




その瞬間。
ピカッと眩しい光が視界を奪い、
私はその真っ白な世界から姿を消した。