A RUTHLESS KILLER


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 中西は足音ひとつたてずに電気の消えたログハウスの中に侵入した。狙いのつけた女はもう寝ているはずだ。昼間誰もいない時間に忍び込んだときに寝室の場所は確認していた。

 ベッドに横向きで寝ている女に近づいた。 

 布団を勢いよく剥ぎ取り、口元をハンカチできつくおさえた。もちろんそこにはクロロホルムが仕込んである。



『っ、くそ、まじかよ』



 中西は、羽交い締めにしている女が無抵抗なことに気づいたのと同時に自分の口元をハンカチで強くおさえられていることに気づく。部屋の中には二人の女がいた。

 意識は徐々に朦朧とし、力なく膝をつき、床に倒れこんだ。

 眠りに落ちる間際、羽交い締めにした女が振り返った。
 口元はマスクで覆われていた。しかしその目は不気味に笑っていて、グローブをしている手を自分に伸ばしてきた。

 その手がどこに行くのかを見届ける前に、深い闇の中へ落ちて行った。