「予定変更だ春」
「アリ! どこにいるの。ずっと話しかけてた」
「ちゃんといるよ。でもここには今はいられない」
「どういうこと」
「メイと小太郎が戻ってる」
「嘘。だって帰ったじゃんあの二人」
「気付かれてた。それに警察も来る」
「やだ……どうしたらいいの」
「……仕方ない。四人まとめて殺す」
「どうやって?」
「俺に案がある。春、お前、今俺が見えるか」
「見えるよ」
「よし。じゃあライトをつけるんだ」
「そんなことしたら私みつかっちゃう」
「大丈夫だ。四人をそっちにおびきよせる。四人が中に入ったらハウスの周りに火をつける。ガソリンを撒く時間が欲しい。みんなまとめて焼き殺す。お前はその時間を稼げ」
「でもどうやって」
「いいか、屋根裏へ行くんだ。そこの明かりをつけろ。そうしたらあいつらはお前の所へ行く。そこまで引き付けろ。カギをかけて待て。男がいるからあいつらがドアをぶち破るだろう。その前に飛び降りろ」
「何言ってんの。飛び降りれないよ」
「大丈夫、俺が受け止めてやる」
「アリ……」
「できるな?」
「分かった。なんとかやってみるけど……自信ないよ」
「俺がいる。大丈夫だ。分かったな」

