いつも通り通学路を歩く。 チラリと周りを見れば仲良さげに手を繋ぐ恋人達で溢れている。 私はコートのポケットに手を突っ込んで口元をマフラーに埋めた。 コツコツと私のローファーが自分の耳に響く。 今年のクリスマスは私はバイトだ。 学校に着き、ちらりと昇降口を見れば仲良さげの男女。 私は下駄箱に靴を突っ込んで階段を駆け上がった。