しばらくして、ご飯ができた。
「………みんな起こすのかわいそうだよね。」
「いや、いーよ。俺起こす。」
そういうと湊はみんなの頭を叩いた。
しかもグーで…。
「いってーな!」
寝起きの悪い純も一発で起きた。
「起きろ、飯だ。」
「は?湊が作ったのかよ。」
「んなわけあるか。」
「あれ、由茉ちゃん。
寝てなきゃダメじゃん。」
「もう平気。
みんなありがとね。」
「部屋も綺麗になってるし………。
結局由茉に働かせたな。」
「俺らなんにもできなかったなー。」
「そんなことないよ。
みんなのおかげ。ありがと。」
「颯なんか座ってただけだろ。」
「雄よりは働いたな。」
「え、そこで俺に振ります?」
「はい、ご飯食べよ。
湊も運んで?
このおかゆとスープは哉斗?」
「うん、そーだよ!」
「ありがと。
温めて食べるね。」
「俺やるし!座ってて!」
「ありがと。」


