私は片桐さんをまた呼んで 実家に帰った。 「ただいま。」 「おかえり。」 この時間はまだ晴輝しかいない。 「あのね……湊と会ってきた。 一輝、怒るかな。」 「さあな。怒らないかもな。 由茉が決めることだから。」 「………そっか。」 私は部屋へと戻り 荷物をまとめた。