「こっち座って。」 私はいつも通り湊のとなりへ座った。 「ごめんな。 俺由茉に甘えてた。 由茉はいなくならないって 勝手に安心してたんだ。 俺由茉が傷ついてるなんて気づけなくて 気づこうともしないで 自分のことばっかりだった。」 「女の子と遊んだ理由は? 私聞いたの。 湊がいつも女の子といるって。 一輝から。 ずっと……だったんでしょ? もう私が要らないならそう言ってくれればいいよ。 婚約破棄するし。」 私は強気で言った。