由茉は湊くんに抱き締められながら泣いて しばらくして顔をあげた。 「ごめんね、帰ろうか。」 由茉は笑顔でそういった。 私は颯と帰った。 「ちょっと上がってっていい?」 私のアパートまで来た颯がそう言った。 「うん、いいよ。」 私たちは二人で部屋に入った。