「うわ、爽いつからいたの?」
「今来たとこ。ってかうわってなに。」
「笑顔が張り付いてたから。」
「ったく…てかなんで一緒にいるわけ?」
「爽の悪口。」
「はぁ?…………そうですか。」
「ふふ、爽怖いよ。」
「俺は由茉が一番怖いよ。
由茉はなんでもお見通しだからな。」
「そうでもないでしょ。」
「ってか湊からのメール見た?
みんなで飯行こうってさ。」
「あ、見てないや。
ってか私今から講義だけど。」
「サボれば。」
「えー…。」
「由茉が来ないと俺らが大変。
強制で連れてく。もうすぐみんな集まるし。」
「……愛奈ちゃんも一緒に行く?」
「え?」
「爽のこと知りたいんでしょ?
私たちといる爽が本当の爽だし
一緒にいこうよ。」
「由茉、そんなことしたら
颯と哉斗がキレるぞ。」
「…………確かに。
でもあの二人なら言わなくてもわかるでしょ。」
「………。」
「それに湊、悲しむよ?
爽のこと一番好きなのにな~。」
「はいはい、わかったよ。
愛奈、行く?」
「あ……はい。」
よし。


