「……二人とも飯食ってくだろ? 今作ってたとこだし。 それまで由茉、荷造りしてくれば? 湊はここで待ってろ。」 「はい。」 「うん、じゃあ部屋行ってくるね。」 私は一人で階段を上がった。 「……晴輝。」 「おう、おかえり。 婚約したんだってな。 おめでとう。」 「ありがと。」 「荷造り?」 「うん、まあね。」 「そっか、頑張れよ、これから。」 「うん、ありがと。」 そういって晴輝と別れて部屋へ。