「よくお似合いです。

とても綺麗です。」


「ありがとうございます。

あの、鏡はありますか?」


「はい、こちらへ。」


私は澤城さんに促され

鏡の前に立った。



「え……私?」


そこには別人のような私がいた。


「す、すごい……。

澤城さんありがとうございます。」


「とんでもございません。

旦那様たちがお待ちです。

参りましょう。」


私はさっきのリビングへ戻った。