「ただいまー」
晴輝が帰ってきた。
再び立ち上がる二人。
「「お疲れ様です。お邪魔してます。」」
「おう、来てたのか。飯食ってく?」
「いえ、もうすぐ帰ります。」
「そっか。」
晴輝が階段を上がってったのを確認してまた座る。
「ごめんね、
うちじゃ落ち着かないよね。」
「一輝さんも晴輝さんも
なかなか話せる機会がないので
嬉しいですよ。」
といってくれる秀。
「ねぇ、あの人も?」
莉桜が秀に聞く。
「あぁ、先代。
一輝さんの次で湊さんの前。」
「俺らそろそろ帰るよ。
申し訳ないし。
あの二人にだけど。」
「雄、一言余計だけど。
でもまぁいつでもきてね。
あの二人いるけど。」
私がそういうと
「またお邪魔します。」
「また明日ね、由茉。」
「じゃーな。」
秀、莉桜、雄の順で言った。
そして後ろから
「あれ、もう帰んの?
飯食ってけばいいのに。」
という一輝。
「いえ、俺らなんかが申し訳ないです。」
「俺は気にしねーのに。」
「一輝、無理強いしないの。
じゃーね、みんな。また明日。」
「「失礼します。」」
二人は一輝に頭を下げて去っていった。
やっぱうちは気を使うか~。


