そして昼休みー
きっと由茉は来ねーんだろうな。
はー虚しい。
「由茉ちゃーん!お昼いこ!」
哉斗が誘ってるけど来ねーだろ、どうせ。
「あ、うん。」
え、来んのか。それはそれで気まずいかも。
俺らは6人で資料室へ移動した。
移動中も由茉はずっと哉斗。
由茉のやつ、哉斗が由茉のこと好きなの
知ってるくせに仲良くするんだな。
資料室では由茉は俺のこと避けずに横に座った。
でも会話は一切ない。本当座ってるだけ。
そのせいか他のやつらも誰もなにも言わない。
「私、先戻るね!」
そう言って由茉は先に戻った。
はーやっぱ避けてんじゃん。
…こいつらに嫉妬したって仕方ないのにな。
俺が姫にしたんだから当たり前だろ。
「湊。」
爽に呼ばれた。
「あ?」
「いい加減機嫌直せよ。」
「…あいつが俺を避けてんだろ。」
「そんな殺気出されたら誰だって避ける。
俺らだって話しかけねーだろ。
もっと考えろ。」
いらいらするからしかたねーじゃん。
もう俺も颯みたいに女と話しまくろうかな。


