外へ出た私は空へ叫んだ。


「結花さーん!仇とったからねー!

もう大丈夫だよー!!」


私は笑顔で言った。


「由茉。」


「あ、爽。ごめんね?勝手に。」


「ほんとだよ!なにしてんだよ!

たまたま一輝さんだったからよかったものを!

他のやつだったらどうしてたんだよ!」


「…ごめんなさい。

でも大丈夫だよ。

だってみんなが助けてくれるでしょ?」


私がそういうと爽は固まった。


「みんながいるから私は強くなれるんだよ!

だから私は大丈夫!!」


「…由茉、あんま迷惑かけるなよ?」


一輝がそう言った。


「はーい。ごめんなさい。

晴輝も飛鳥もありがとね。」


「ほんと、俺がいなかったら車で襲われてただろ。」


「あはは、あれは気持ち悪かったね。

飛鳥がいてくれて助かったよ~!」


「全く、お前は無鉄砲すぎ。」


晴輝にも怒られ…


「もー!みんなで私を怒らないで!!」


私も怒った。


「はいはい、じゃあ俺ら帰るから。

じゃーな、お前ら。」


「「「「「お疲れ様です。」」」」」


一輝、晴輝、飛鳥は帰っていった。