そして放課後、私は一人で校門を出た。
一人で家に帰っていると車が1台横に止まり、
知らない男2人が出て来て私を車へ押し込んだ。
「え!?…えっなに?」
泣こうにも涙がでない。
「へー結構可愛い子じゃん。」
そう言いながら私の首筋を触る男。
「ひゃっ」
これは素の声。
「おい、倉庫につくまで我慢しろ。」
飛鳥……
……聞き慣れた声に安心する。
「ねぇ…あなたたちいつもこんなことしてるの?…」
「あぁ?失礼だな、女には困ってねーよ。」
うん、思ってたよりイケメンで驚いたもん。
「……もしかして結花さんのこともあなたたちが?」
「ゆか?……あぁ、あの女か?
それがなに?」
「……やっぱり…」
「お前はあの女より可愛いし優しくするよ?」
そういって私の脚を触ってきた。
「ちょ!やめてよっ!」
「うわー!燃える~!」
「おい、一輝のとこまで手出すなよ。」
「はーい、わかりました。」
それからは静かに移動して、人気のない倉庫についた。
中に入ると一輝と晴輝がいた。
……この女、本当にバカだね。
調べもしなかったの?
「早く入れよ。」
そういうのは飛鳥で
「ちょ!やめてっ!」
一応抵抗しておく。
「……この女?」
おぉ、一輝の怖いとこ初めて見た。
なんて私のんき。
「えぇ、あとは頼んだわよ?」
と言い出ていこうとする智華さん。
それを引き留める飛鳥。
「ちょっと待て。」
「なによ?」
その時外からバイクの音。


