それからどのくらいたったかわからないが
私の耳が解放された。
「由茉、終わった。」
私はゆっくりと二人の方へ目を向けた。
そこには立っている湊と
横たわっている龍がいた。
それは湊の勝利を意味する。
「湊!」
私は湊に抱きついた。
「言ったろ、俺は負けねー。
ごめんな、待たせた。」
「ううん、平気。」
「はは、湊には敵わなかったな。」
龍が苦しそうに言った。
「龍、私帰るね。
ご飯おいしかった。
お茶も、ベッドもありがと。」
「はは、俺にお礼かよ…
やっぱいい女だな。」
「俺の女だからな。」
湊が笑いながら言った。
私は湊に肩を抱かれ
部屋を出た。


