「……てめぇ、何したかわかってんのか…」
湊の低い声が響いた。
「キスした。
ってかさ、なんで一輝さんたちまでいるわけ?
俺が喧嘩売ったの如月で
先代が出てくる場面じゃないでしょ。」
「俺のかわいい妹が連れ去られたんだ。
俺が出てくるのは当然だろ?」
一輝が笑いながら言った。
「は?妹?
へー、そういうこと。」
龍は笑いながら私を見た。
そしてまた私に軽くキスをして
「みーなと。
早く来ないと由茉、もらっちゃうよ。」
そう言ってさっきの部屋へ戻ってった。
部屋へ入ると私の腕を離した。
「はい、お茶。
なんにも入ってないから飲んだら。」
「……余裕なんだね。」
「こういうのさ、人数集めても
結局は総長同士が最後やりあうんだよね。
俺のとこに来る前に湊がつぶれれば
そんなのなくなるんだけどね。」
私はベッドに座ってお茶を飲んだ。


