「うん、泣き顔もかわいいね。
でもみんなもっと喜んでくれるのに。」
「……私は好きになったりしない。」
「そんなこと言われるともっと燃えるよー。」
そう言って私の首もとにキスをした。
「ちょっやめてよ!
……っ!」
一瞬チクッと痛みが走り、龍は私から離れた。
「本当はもっと楽しみたいけど
時間ないみたいだから。
湊に勝ったら続きしよーね。
で、うちの姫になってよ。」
「……絶対いや。」
「じゃあさ、うちの姫になったら
如月から手を引いてあげる。どう?」
「……私のこと調べた?」
「え?由茉のこと調べてもなんにも出てこない。
なんで出てこないの?」
「私は如月から離れないよ。
私の父は如月初代総長。
兄二人も如月の元総長。
私のことは私の家族が隠してるの。
私は家族を裏切れない。
もちろん湊も。
私は龍を好きになることもない。」
私は龍の目を見てはっきり言った。


