「はー、最近由茉不足。」


湊はそう言って私を抱き締めた。


「ふふ、私も湊不足。」


「あと数日で終わるし

そしたら一緒に出掛けような。」


「うん!絶対。

……いつやるの?」


「31日。1日で終わらせる。

終わったらみんなで年を越して

初日の出を見に行こうな。」


「…そのとき私は?」


「由茉は飛鳥さんと航大さんと留守番。

もしものときのために強い二人つけとく。

下のやつらも少し残していくから

由茉は幹部室で二人と待ってろ。」


「うん、わかった。

絶対無事に帰ってきてね。」


「あぁ、約束する。」


そう言って私たちはキスを交わした。


お互いが求めるように、長く甘いキス。


そしてだんだん降りてくるキス。



そして私たちは体を重ねた。