それからも湊は勉強と如月のことで忙しくて
溜まり場では一緒に過ごせないことが増えていった、
そして季節は12月、あっという間に
今年もクリスマスのシーズンがやって来た。
「ねぇ、今年もクリスマス走りにいくの?」
私が哉斗に聞いた。
「今年はここを手薄にできないから
走りにはいかないみたいだよ。
クリパはやるって!由茉ちゃんの料理
楽しみだなー!」
「へーそうなんだ。
今年は去年より人数多いし
たくさん作らなきゃねっ!」
そういえば動くなら12月~1月のどこか
って言ってたっけ。
じゃあもう絶対気が抜けないね。
「もう龍たちこっちに来てるみたいだよ。」
「龍?」
「あぁ、百鬼の総長。
俺あいつ嫌いなんだよね。
哉斗が女だったら女にしてる。
哉斗、可愛いね。
とか平気で言ってくるから。
気持ち悪いし可愛いとか腹立つ。」
「…可愛いね。って…
そんなこと言うタイプの人なんだ。」
「颯みたいなタイプ。
女遊び激しいやつだよ。」
「へー…なんかイメージと違うね。」
「とりあえず、あいつら近くにいるから
由茉ちゃんは絶対一人にならないでね。」
「うん、わかった。」
「あいつらが何かする前に
俺らが潰すから。待ってて。」
哉斗が笑顔で言った。
私は…みんなを信じることしかできない。


