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由茉side


どうしよ…震えが止まらない。


信じてるのに…どうして…。


大丈夫…大丈夫だから…。


「由茉、なにか飲む?」


あのあと戻ってきた爽に聞かれた。


「あ、うん。

暖かいのいれて。」


爽にも気を使わせちゃった。


私こんな弱かったっけ。


「…何度も死ぬ覚悟したのにな。」


私がそんなこというとみんなが私の方を見た。


「ばかか。

もう死ぬ覚悟なんていらねーよ。」


そう言って湊は私の頭を撫でた。


「はい、ココア。落ち着くよ。」


爽が持ってきてくれた。


「爽、ありがと。」


「お前らも由茉を見習って俺を労れ。」


「だからいつも労ってるじゃーん。

俺のコーヒーないよー。」


哉斗がそういうと


「それのどこが労ってんだよ、ったく。」


そういいつつ哉斗のマグを取る爽。


「ふふ、なんだかんだ言いつつ

爽はいつもやってくれるよね。」


思わず笑った。


「やっと笑ったな。」


爽がいった。


「え、笑えてなかった?」


「それで笑ってるつもりだったの?」


う…そうでもないけどさ…。


「みんなありがと。」