「湊、ちょっといいか。」 「おう。」 幹部室へ戻った俺にすぐ声をかけてきた哉斗。 俺は哉斗に連れられ廊下に出た。 「あのさ、由茉気づいてるぞ。 俺らが由茉に隠し事してること。 由茉、自分だけ知らないことがあったら 寂しいってさ。…それだけ。」 …寂しい、か。 俺ら仲間だもんな。 ……言うか。