「…量ありすぎじゃない?」


「だってこの人数だし!

はでにやりたいじゃん!」


私と哉斗以外のみんなはもうすでにやっていた。


「はい、由茉ちゃん!」


「ありがと。」


私と哉斗も花火を始めた。


「あ、和真。」


和真と目があい、こちらに来た。


「この前はありがとね。」


「いえ、俺も楽しかったです。

由茉さんがまた元気になってよかったです。」


そこに湊が来た。


「もう人の女連れ回すなよ。」


「湊、もしかして和真にも何かいったの?」


「…わりぃかよ。」


「もう、誰のせいなのよ。」


「………。」


「由茉さん、いいんです。

俺が湊さんに吹っ掛けたんで。

二人がまた一緒にいてくれれば

俺はそれでいいんで。」


和真は笑ってそう言って大翔のところへ戻った。


「湊、心配かけてごめんね?」


「…なんで由茉が謝んの。」


「だって、嫉妬したんでしょ?」


「………。」


「ふふ、だいすき。」


「俺も。」


「花火やろ。」


私たちは手を握って花火を取りに行った。


みんなが笑顔で花火してて


隣には湊がいて、


周りには幹部のみんながいて…


私はとっても幸せの気分になった。