30分後ー
…あの飛行機か?
由茉に会えることが嬉しくて
俺は一人でにやけそうになっていた。
そしてしばらくして、ゲートから
たくさんの人が出てきた。
由茉…どこだー?
人が多くてよくわからない…
そんなとき
「湊!」
俺を呼ぶ大好きな声が聞こえた。
「…由茉!」
俺は由茉にかけより抱き締めた。
「ちょ…湊、空港っ!」
由茉のあせる声が聞こえるけど
今はそれどころではない。
「…ごめんな。
もう全部片付いたから。
一人にしてごめん。」
俺が謝ると由茉も俺の腰に腕を回した。
「いーよ。
一輝から話聞いたから。
私こそごめんなさい。
ずっと会いたかった。」
「…もう離れんなよ。」
「うん。」
そのあとキスしようとしたけど
さすがに由茉に止められてしまって不発。
俺らは車まで移動した。


