俺は一輝さんと晴輝さんに別れを告げ
溜まり場へ戻った。
「あ、おかえり。
どうだった?」
幹部室へはいると爽が話しかけてきた。
「無事和解。
由茉のこと頼むなってさ。
由茉は今アメリカにいるって。」
「アメリカ!?なんでまた。」
「両親が暮らしてるらしい。
由茉はずっと離れて暮らしてたから
今はそっとしとけって言われた。
あとな、例の件だけど
一輝さんたちも協力するってさ。
俺が仲間に入れたやつだからって。」
「なんだか申し訳ないな。
俺らのことなのに。」
「晴輝さんなんてすっげーヤル気満々だった。
顔キラキラさせてた。」
「…晴輝さん好きだもんな、こういうの…」
「とりあえず由茉のことも頼めたし
あとは俺らが強くなることだな。」
「純、すげーヤル気満々だよ。」
「はは、それは見ものだな。」
俺と爽はそんな会話をしていた。
気がつけば8月も半ばになった。


