「あぁ、そうだ。
総会の時直樹と大雅と蓮も呼べ。
由茉に会わせといた方がいいだろ。」
「そうだね。颯頼むね。」
「はいよ。」
「裏切りとなると、呼ぶやつ困るよな。
あの3人は堅いだろうけど。
由美さんの情報にも書いてあったけど。」
直樹、大雅、蓮は俺らの傘下。
直樹は暁(あかつき)
大雅は白兜(はくと)
蓮は蘭(らん)
それぞれの総長で
一輝さんがまとめた中の一部だ。
その3つをまとめてるのが由美さん。
大事な俺らの仲間だ。
「とりあえずその3つは如月の傘下の
トップ3で人数も多い。
由美さんが他も集めるなら大丈夫だろ。
なにより俺らには守る姫がいるしな。」
俺がそういうとみんなの顔が明るくなった。
「これで俺らは引退かな。」
「哉斗、気がはえーよ。」
「つーか受験のいちばん大事な時期なのに
湊、いいのかよ。」
「良くねーよ。でもやるしかねーだろ。」
「だな。みんなも気合い入れろよ。」
哉斗、純、颯、俺、爽の順で言った。
こんな時に楽しみで笑う俺は
やっぱり暴走族に向いているのかもしれない。


