続・生きる。



「爽も結花さんのことで落ち込まないの。

美波なんてね、私に笑えってずっと言ってたんだよ。

私だって何回も死を覚悟した。

その時必ず家族の幸せを願ったの。

だからね、結花さんだって爽に笑っててほしいはず。

きっと、ごめんねって思ってるよ。

弱くてごめん。置いてってごめんって。

だって私だって思ったもん。

だから爽も笑っててよ。

爽を一人にしないよ。私はいなくならない。

湊も、哉斗も純も颯も。

私たちは絶対爽を見捨てたりなんかしないよ。

だから、一緒に悩もう!

私今すっごく幸せなの。湊も呆れるくらい。

一人で持ちきれないからわけてあげる!

爽も、一人で抱えきれなくなったら

私たちにお裾分けしてよね。

それがたとえつらいことでも。」