「由茉ちゃん!大丈夫?」
私が入ると哉斗が駆け寄ってきた。
「哉斗、大丈夫だよ。
昨日もあったじゃん。」
「はは、そうだったね。
でもバイクじゃ辛くない?」
哉斗がそういうと
「あぁ、今日はうちの車できた。」
と湊が言った。
「あー、なるほど。」
哉斗は驚きもせず納得していた。
「つーかさ、」
私たちが座ると颯が喋り出した。
「湊んちって金持ちじゃん。
早く由茉会わせなくていいわけ?
湊ももう18だし婚約者とか連れてこねーの?」
婚約者…
でもこの時代に政略結婚なんて
本当にあるんだろうか…
「まぁ、俺がいつまでも結婚しなかったら
親がつれてくるだろうけどな。
今は由茉と付き合ってること言ってあるし
別に平気だろ。」
「親反対とかしないんだ?」
湊が答えると爽が聞いた。
「してねーよ。
美波と付き合ったときは
本当はお前には決まった相手がいたけど
お前がその子がいいならそれでいい。
とか言ってたし。
由茉のこと言ったときも、名前は聞かれたけど
そうか。で終わったし。
時間あるとき会わせろとか言ってたけど
今アメリカ行ってて全然帰ってこねーしな。」
へぇ…なんか…すごいな…


