久しぶりにみた一輝さんの気は総長時代と変わらずすごい迫力だった。
「気にすんなよ。
由茉はお前らを誇りに思ってる。」
「ありがとうございます。
俺は大丈夫です。」
「もう帰るところか?」
「はい。今日は失礼します。」
「明後日退院なんだ。よかったら来るか?」
「いいんですか?」
「あぁ。湊だけなら車も乗れるしな。
そのあと退院祝いで飯も作るし。
湊がいると由茉も喜ぶだろ。」
「ありがとうございます。
伺います。」
俺は一輝さんに挨拶をして駐輪場へ戻った。
「おっせー、待ちくたびれたわ。」
そこにはまた4人が待っていた。
「なんだよ、いたのか。」
「遅かったな、何してた?」
爽が聞いてきた。
「あぁ、由茉の担当の医者に絡まれてた。
暴走族なんかに巻き込むなってな。」
「は?なんだよそれ。」
純が反応した。
「でもそこに一輝さんが来てな。
俺らが守ってるから由茉も俺らを守ってる。
それの何がいけないんだって言ってくれて。
そのあとも由茉は俺らのことを誇りに思ってるって。
一輝さんにあんな風に言われると嬉しいな。」
「へぇ、俺らのことよく見てくれてるんだな。」
「一輝さん、由茉が怪我しても怒らなかったもんな。」
「…俺らがんばんねーとな。」
「由茉に負けてらんないね。」
俺らはもっと強くなろうと決めて
各自家に帰った。
颯も甘えてらんねーからと言って
自宅へ戻っていった。


