俺らはそのあともしばらく話して
由茉のご飯も終わり、
もうすぐ一輝さんたちが来るだろうし
俺らは帰ることにした。
「じゃーな、ゆっくり休めよ。
明日も来るから。」
俺がそういうとみんなもそれぞれ挨拶をして
部屋を出ようとした。
「あ、湊。」
「ん?…あ、お前ら先いってて。」
俺はみんなを先に帰して由茉のところへ戻った。
「病院暇だろ。」
「病院生活は慣れてる。
こんなの、私からしたら日常だよ。
…でもね、美波のこと思い出す。
怪我した日、美波の夢見たの。
すっごく怒られた。
きっと美波、怒ってるんだろうな。」
「慣れてるなんて言うなよ。
由茉はもう大丈夫なんだから。
美波は…怒ってるかもな。
由茉のことすげー大事に思ってるの
手紙で俺も知ってるから。
だから由茉も、自分を大事にしろよ。
もっと俺らを頼れ。約束な。」
「うん。ありがと。」
「じゃあもういくよ。
寂しくなったら電話しろよ。
また明日来るから。じゃーな。」
「湊、ありがとね!」
「おう。」
俺は病室を出た。
「おせーよ。」
声の聞こえた方へ目を向けると
ロビーには4人が待っていた。
「なんだ、いたのかよ。
帰るぞ。」
「由茉、なんだって?」
颯が聞いてきた。
「入院してると美波のこと思い出すってさ。
夢で美波に怒られたって。
だからもっと自分を大事にしろって言った。
俺らを頼れって。」
「…俺ら守られてばっかだもんな。」
「あいつ姫なのに俺らちゃんと守れてんのか?」
「微妙だな。」
「あんな姫珍しいよな。」
「…みんな考えてることは一緒なんだな。」
俺らはあいつになにかできているだろうか…


