「あ、俺らがあげたオルゴール。」
そこには俺以外の4人があげたオルゴールがあった。
「あぁ、いつも聴きながら寝てるの。
晴輝に持ってきてもらった。
これあるとね、みんなのことも
美波のことも思い出すから元気出るの。
早く元気にならなきゃって。」
その"みんな"には俺入ってんのかな。
「…その曲、俺が美波に教えたんだ。
いい曲だろって。」
俺は今まで黙ってたことを教えた。
「え?じゃあ湊も好きなの?」
「あぁ、そうだな。」
「そっかぁ。この曲私と美波の思い出の曲
って思ってたけど、本当は
美波と湊の思い出の曲だったんだ。
…なんか複雑。」
「それはどういう意味で?」
「だって、美波がくれたものだもん。」
それ俺が入ってて残念ってことかよ。
「このオルゴールは俺らがあげたんだけど。
俺らとの思い出にしてよね。」
爽が笑いながら言った。
それに対して由茉は
「はは、そうだね。」
と笑いながら言った。
…どこにも俺の場所がねーじゃん。


