「結局さぁ、颯も人を信じられないんだね。
人を信じられない寂しがり屋さん。
もっとさ、私たちのこと頼ればいいのに。
私たちのことは信用してるんでしょ?
1日だけとかそんな関係やめればいいのに。
さっきの子みたいに傷ついてる子
他にも絶対いるよ?」
「……それ言われたらなにも言えない。」
「ま、とりあえずさ、
困ったなら言ってよ。
最近元気なかったのもこれが原因?」
「めっちゃ連絡してくるんだよね。
夜中でも時間関係なく。」
「着拒は?」
「した。そしたら家に待ち伏せするようになって…」
「なるほどね~。
もはやストーカーじゃん。
哉斗の時より面倒なやつだね。」
「早く帰っても遅く帰ってもいるし。
ほんっとうぜぇ。」
「じゃあ今から帰っても……」
「いるかもな。」
「そっかー。
じゃあうちくる?」
「は?」
「だって帰れないでしょ?
湊には聞かなきゃだけど」
「でも…一輝さんたちに悪いだろ。」
「一輝たちは気にしないよ。
ほっとけないタイプだし。
大丈夫だよ!ね?」
「……さんきゅ。」
「とりあえず湊に説明するよ?
いい?」
「あぁ。」
とりあえず私は湊に電話した。


