なんていうか……世間って狭い。

本当にそう思った。


その時私のスマホが震えた。


一輝からの電話だった。


「もしも……「由茉如月の姫になったって本当か!?」


「……一輝うるさいよ。

それがなに?」


「本当なのか!

俺が必死に隠してきたのに!!」


「なんなの?一輝と晴輝、

揃いも揃ってシスコンなの?

別に大丈夫だけど。」


「それより俺今日休みなんだけど。

晴輝も休みみたいだし3人で飯行こう。」


「そっちが本題?

わかったよー迎え来て。車で。」


「了解。ついたら連絡する。」


それだけ聞いて、

私はさっさと電話を切った。